【宮城県議会】鳥獣被害対策調査特別委員会県内調査を実施。
昨日(7月15日)は大崎市田尻総合支所にお伺いして「大崎市の鳥獣被害対策の状況と課題について」ご説明を伺った上で意見交換させていただきました。
本日(7月16日)午前は、村田町さんの「鳥獣被害(主にイノシシ)の現状及び課題について」説明をお伺いするとともに、先進事例として「減容化処理施設」を視察。
午後からは、石巻市河北総合支所に移動、石巻市の「鳥獣被害(主に鹿)の現状及び課題、並びにジビエの利活用について」意見交換させていただきました。
今回の視察を通して、(鳥獣の種類は違っていても)改めて、共通の課題が多いことを実感しました。
1つは、猟友会や地域協議会の高齢化。
国の助成金等の利活用を含め、地域全体で協力体制を構築する必要があります。
2つ目は、捕獲個体の処理施設の整備について。
村田町さんような減容化処理施設を早急に、広域的に整備する必要性を実感しました。
捕獲個体を埋設や焼却して処理している自治体がほとんどなのですが、衛生面や処理(解体、運搬等)に係る労力を考えると、減容化処理施設は十分投資価値があると思います。
3つ目はジビエ利活用(食用、ペットフード等)に向けて、原子力災害対策特別措置法に基づく野生鳥獣肉の出荷制限の見直しが必要なこと。
全頭検査(100Bq/㎏以内)を条件とすることで出荷制限を見直しは可能だと思われます。
コロナ感染状況を見極めながらではありますが、来週は県外視察の予定。
先進事例を視察することで、県内の課題解決に活かして参ります。