6月定例会が閉会しました。
本日の本会議では、県民皆さまが注目されている「みやぎ型管理運営方式」に係る請願・議案(157号議案、第171号議案)についての採決が行なわれ、請願については否決、2つの議案については賛成多数で可決されました。
私自身の判断(賛否)は以下の通りです。
「請願」について、「請願」の趣旨は官民連携の賛否を問う内容ではなく、もっと県民の理解を得るよう慎重審議を求める内容です。
慎重審議を求める私の主張とも一致していることから賛成させていただきました。
「議案157号」については、すでに可決されている「公営企業の設置等に関する条例」の一部を改正する議案です。(改正内容は添付画像をご参照ください。)
同条例案については、当選後最初の議会で時期尚早、審議不十分との思いで反対いたしましたが、今回の一部改正案は、この条例の不備を改善する内容であり、私たちが不備を指摘してきた内容でもあります。
※主な改正内容
①災害時等の料金減免規定
②運営権者をチェックする経営審査委員会の設置規定
③県議会への報告等について
すでにある条例を改善する一部改正案であり、現実的な対応として賛成した次第です。
「議案171号議案」は公共施設等に運営権を設定するための議案です。
①「運営会社(SPC)」と維持管理を担う「新OM会社(新地域水事業会社)」との関係性、②新OM会社に対する県のチェック機能が働くのか?20年後、新OM会社が既得権を握ってしまうのでは?③審査委員会の審査基準、あり方は適正だったのか?④本当に削減できるのか?等の疑問を解消できなかったことから反対させていただきました。
前提として、私自身は公だから安全安心で、民間に任せたら不安との立ち位置ではありません。
人口減少局面を迎えるにあたり、民間の皆さまの力を大いにお借りすべきだとのスタンスです。
反面、ライフラインの水道の運営権を売却する為には、もっと県民、市民の理解が必要だし、私自身も適正な競争が本当に働くのか?がわからないままでした。
みやぎ型管理運営方式については今後も取り上げて参りますが、先ずは今回の採決にのぞむにあたっての考え方をお知らせいたします。