「復元船サン・ファン・バウティスタ号保存に関する要望書」が村井嘉浩知事に送付されました。
<石巻日日新聞/石巻Days ~未来都市の生き方~>
サン・ファン保存へ要望書 日本船舶 海洋工学会 日本船舶 海洋工学会|石巻Days ~未来都市の生き方~|note
要望書を送付したのは公益社団法人日本船舶海洋工学会(三島愼次郎会長)様。
庄司るり日本航海学会会長(東京海洋大学教授)、内藤林日本船舶海洋工学会元会長(大阪大学名誉教授)、庄司邦昭日本航海学会元会長(東京海洋大学名誉教授)、平山次晴海事技術史研究会会長(横浜国立大学名誉教授)が賛同されています。
要望書では、「復元船の保存と展示は、学術的な価値だけでなく、宮城県のみならず国の誇りであること」「実物を見て手で触れた子供たちは、その技術と地元や国の歴史に思いを馳せ、教育面でも効果を上げること」など、文化財的・学術的価値を評価した上で、解体せずに維持保存することを求めています。
同時に、乾燥状態への移行など具体的保存法の一例も提案されました。
宮城県が復元船サン・ファン・バウティスタ号の保存を断念したのは「技術者がいない」「安全面、コスト面から保存する方法がない」という理由からです。
安全に、コストも安く、保存できるなら、1/4サイズの繊維強化プラスチック(FRP)製ではなく、現船の保存を再考する価値があるのではないでしょうか?