【地域再生・土地建物活用促進調査特別委員会 県外視察】
1泊2日の日程で京都を訪問、耕作放棄地や空き家の利活用について、調査・研修してきました。
初日は大原地区の株式会社 #ヴィレッジトラストつくだ農園 様を訪問。
耕作放棄地解消につながった基盤整備事業(大原地区・百井地区)のほか、
◆販売拠点「大原ふれあい朝市」での販売が、料理人グループからの支持につながっている
◆新規就農者の受け入れ、定着を支援する地元組織(大原やさい研究会・農業クラブ)が重要
◆有機農業塾等の教育的農業サービスが、新規就農者増につながっている(小規模多品目栽培)
◆市街地へのアクセスが良いという強みを活かした体験型農園
等など、中山間地域で持続的な営農活動を実現する為の取り組みについて、お話を伺い、農地を見学いたしました。
2日目午前は、株式会社 #マイファーム 様から、同社が取り組む耕作放棄地の利活用事例等について、説明を伺い、意見交換いたしました。
◆耕作放棄地、遊休農地になってから対策を講じるよりも、そうならない為の予防的対策が重要
◆都市部と中山間地域では原因が全く違っていて、当然、対策も違ってくる
◆農業を多面的にとらえることで、様々な連携が可能になる 等など。
午後からは京都府議会へ。
「京都府移住の促進のための空家及び耕作放棄地等活用条例」の制定・改正の経緯について、説明を伺い、意見交換会いたしました。
条例を作ったからといって、すべてが解決する訳ではありませんが、市町村長からの申出により指定される「移住促進特別区域」の取り組みは大変参考になりました。
市町村が主体的に取り組んできた移住政策を、県がバックアップすることで、情報発信や広域的な連携が強化されるとともに、財政力が低い市町村も支援策を講じやすくなります。
人口減少局面を迎え、空き家・耕作放棄地問題は多くの都道府県が抱える大変難しい課題です。
参考人意見聴取、県内視察、県外視察を終えて、今後、委員会として調査報告書をまとめなければなりません。
劇的な解決策が見つからない中、どう報告書をまとめるのか、委員長と一緒に苦悩しています。
#宮城県議会
#みやぎ県民の声
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