#宮城県立精神医療センター を視察。
法人理事会で「建設候補地をがんセンター周辺とする」旨が決定されたのが平成24年度。
その後、平成25年度には、県議会保健福祉委員会において「がんセンター西側山林を候補地に決定した」旨が報告されています。
平成24年から平成26年にかけて、3回の住民説明会が開催されましたが、地権者との用地交渉が不調に終わり、平成28年9月「がんセンター西側」への移転を断念、移転計画が白紙に戻りました。
この時点で、基本設計、実施設計は終了しており、約3億5千万円の費用が無駄になっています。
本来であれば、平成30年に完成していたはずの新病院。
そこから更に5年が経過し、現在の建物は、雨漏りや水回りのトラブルが頻繁に発生しているだけでなく、時代に合わないものになっています。
現場の努力、工夫で何とか運営しているものの、患者さん、ご家族、そして医療従事者の皆さんのことを考えると、1日でも早く、新しい病院(建物)にする必要があります。
一昨年から始まった4病院の統合・合築の議論。
ほとんど情報が明らかにならないことから、運営主体である #県立病院機構 も、患者さん・ご家族も、同センターと連携する医療機関・施設も、何もできず、不安だけが募っています。
「賛成か反対か」だけの議論にしないためにも、社会の分断を生まないためにも、宮城県はしっかり情報を開示し、関係者の声を聞くべきです。