第382回宮城県議会(令和4年2月定例会)、一般質問が終りました。
質問項目は以下の大綱5点。
< 新型コロナウイルス感染症対策の改善について>
◆感染経路に関する国立感染症研究所の公表内容について、国際的な理解とは異なっているのではないかとの指摘もあるが、感染経路に係る我が県の見解はどうか。
◆介護施設でのクラスター発生の要因にエアロゾル対策の不徹底を指摘する声もあり、レッドゾーン内で介護に当たる場合はN95マスクを着用するよう、国の指針を見直すべきと思うが所感はどうか。
◆小学校高学年以上の児童生徒には不織布マスクの正しい着用を指導するとともに、低学年の教室、保育所や幼稚園では、サーキュレーター等で換気を徹底すべきと思うがどうか。
◆一定の行動制限を伴うまん延防止等重点措置や緊急事態措置には高い実効性が求められるが、感染拡大の防止と社会経済活動の両立を図る上で、どのような見直しが必要と考えるか。
<持続可能な地域医療提供体制について>
◆国において検討が進められている公立病院経営強化ガイドラインについて、その方向性として都道府県の役割強化が求められている中、我が県の取組方針はどうか。
◆総合診療専門研修プログラムを持っている県内医療機関についてどうか。
◆平時においては検査センターとしても活用できる、医療設備が装備された災害緊急医療対応車両の導入を検討すべきと思うがどうか。
◆4病院の統合・合築に関し、県は地域医療構想の策定主体として関係者の意見を調整する役割が求められ、できる限りの情報公開と丁寧な議論、地域の声を聞く場が必要と思うがどうか。
<宮城の子ども・子育て支援について>
◆オンライン授業について、教員や保護者、児童・生徒の多くが不安や負担を感じているとのアンケート結果もあるが、我が県の現状と課題についてどうか。
◆ICTの「よき使い手」になることを目指すデジタル・シティズンシップ教育の考え方が注目されつつあり、我が県への導入を検討すべきと思うがどうか。
◆ヤングケアラー対策に当たっては、庁内連携体制の確立のほか、地域における関係者間の情報共有や理解を深める広報等が重要であり、実効性ある基本計画を策定すべきと思うがどうか。
<ゼロカーボン社会の実現に向けて>
◆洋上風力発電は、発電効率の向上等によるコストダウンが加速しており、我が県でも積極的な誘致を検討すべきと思うがどうか。
◆国は、空港を再生可能エネルギー発電の拠点に利用できるよう規制を緩和することとし、近く関連法の改正案を提出すると聞くが、仙台空港への太陽光パネル設置についてどうか。
◆木材利用促進の対象を公共建築物から建築物一般に拡げる法改正等を踏まえ、高断熱木造住宅への支援の拡充や公共施設の木造化の推進を図るべきと思うがどうか。また、県内における森林吸収オフセットの取組について、拡大の余地を含め現状はどうか。
◆自治体への財政支援に関する国の努力義務などを定める地球温暖化対策推進法の改正に併せ、国では新たな交付金を創設するが、活用に向けた検討状況はどうか。
<情報化で実現する富県躍進について>
◆来年度予算案に新規計上されたマイナンバーカード普及促進費の事業概要についてどうか。
◆マイナンバーカードはデジタル化に向けたインフラと言えるとの意見もある中、我が県でも一層の普及拡大に取り組むべきと思うがどうか。
自己採点で70~80点。
再質問で、「EBPM(エビデンス/科学的根拠に基づく、検証、政策立案の必要性)によるコロナ対策の検証」「仙台空港への再エネ設備導入」「デジタル·シティズンシップ教育の推進」等ついて前向きな答弁をいただきました。
深掘りできなかった内容については今後の予算分科会等で議論を深めます。
答弁を含むやりとりは、後日映像、議事録が公開されます。