【宮城県】ヤングケアラーに係る初の実態調査。
「ヤングケアラー」とは、無償で家族の介護や世話(家事等)を行っている未成年者のこと。
宮城県では、ヤングケアラーに係る初の実態調査を行いました。
(実態調査は昨年8~12月に実施。保護者がいないなどの「要保護児童」、保護者の養育への支援が特に必要と認められる「要支援児童」計3776人が対象。)
昨年4月に国が実施した調査では「世話をしている家族がいる」という生徒の割合は、中学生が5.7%でおよそ17人に1人、全日制高校の生徒が4.1%でおよそ24人に1人という結果でした。
調査方法が違うので単純な比較はできませんが、3776名中157名、約4.2%。
全国同様、クラスに1~2人程度はヤングケアラーが存在している可能性があります。
また、宮城県の調査結果では、小学生の比率が高いこと、きょうだいの世話をしているケースが多いこと、ひとり親世帯が多いことが明らかになりました。
ヤングケアラーに対する社会的支援が必要なことは明らかです。
私自身、昨年6月定例会の一般質問で「ケアラー・ヤングケアラーの社会的支援の必要性について」取り上げました。
「ヤングケアラー」対策で先行する埼玉県さんを参考に、①ケアラーを支えるための啓発・広報の推進(認知度向上)②行政におけるケアラー支援体制の構築(レスパイトの充実、アドバイザー派遣)③地域におけるケアラー支援体制の構築(サロン立ち上げ支援、電話相談・情報提供)④ケアラーを支える人材の育成(支援人材の育成)⑤ヤングケアラー支援体制の構築・強化(教育と福祉の連携体制)を早急に、強力に進める必要があります。
まもなく始まる令和4年2月定例会でもしっかり取り組んで参ります。
<河北新報オンラインニュース/ヤングケアラー「宮城に157人」>
https://kahoku.news/articles/20220124khn000029.html
<石田一也 令和3年6月定例会一般質問>
https://miyagi-pref.stream.jfit.co.jp/?tpl=play_vod&inquiry_id=1167
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