2月定例会予算審議に先立ち、村井知事に「令和4年度予算・施策に係る要望書」を提出しました。
内容は以下の重点要望10項目。
【新型コロナウイルス感染防止対策及び経済活動の継続的支援】
・医療、介護提供体制の再構築
・宿泊療養施設の確保
・希望するエッセンシャルワーカーへのワクチン追加接種前倒し
・経口薬を含む治療薬の確保
・県内全域での検査体制拡充
・コロナ禍における最大限の経済支援策
【東日本大震災からの復興に係るきめ細かな支援と未来への伝承】
・長期的、継続的な心のケア対策
・地域での見守り、生活支援
・伝承活動を支える拠点施設の充実
【4病院の統合・合築に係る宮城県の考え方について】
・できる限りの情報公開
・立地自治体、患者、協力医療機関、地域住民の意見が反映される仕組みの検討
・人口減少局面における宮城県の地域医療の方向性についての議論
・東北医科薬科大学における「総合診療医」の育成を強化
【東北電力女川原子力発電所2号機の再稼働について】
・避難機能を有する幹線道路網や住民の孤立が懸念される離島、半島部道路の早期整備
・広域避難計画の実効性の検証、実効性に懸念がある場合には再稼働の同意撤回を検討
【福島第一原子力発電所に係るALPS処理水の対応について】
・地元の理解のないまま処理水の海洋放出をしないことを国に要請
・情報公開と海洋放出以外の処分方法の検討を国に要請
【ゼロカーボン社会の実現に向けて】
・再生可能エネルギーの導入拡大
・住宅、建築物の省エネ化の推進への支援拡充
・公共施設への宮城県産材の使用、太陽光パネル設置等の検討
・グリーン水素利活用へと転換
・東北大学が取り組む「水素エネルギー」「蓄電池」等に関する研究との連携を強化
【社会全体で支える宮城の子ども・子育てと若者支援について】
・切れ目のない子育て支援を受けることができるよう市町村への支援(宮城版ネウボラ)
・子どもの医療費助成制度を拡充
・不登校児童生徒や貧困世帯への総合的支援策
・ヤングケアラー対策、ひきこもり対策、就職氷河期世代就労支援など若者支援策拡充
【一次産業の価格下落対策と持続的発展への取り組みについて】
・コロナ禍に伴う消費低迷、燃油高騰に対応する補正予算の早期実施
・高収益作物への転換
・水揚げ魚種の変化への対応する収益性の高い漁業・養殖業への転換
・一次産業の持続的発展支援
・海外を含む新たな販路拡大
【宮城県が掲げる誰一人取り残さないデジタル社会実現に向けて】
・利便性の高い行政サービス
・地域防災力の向上
・医療・福祉の充実
・スマート農林水産業の推進
・デジタル技術を活用した地域づくり(ワーケーション・サテライトオフィス等)
・楽しく学べるデジタル学習体制の整備
・デジタル人材の育成
【みやぎ型管理運営方式について】
・県民の安心、安全が担保されるよう万全の実施体制を構築
・「水質」「経営状況」等のチェックや情報公開に係る適時的確な実施
今回の要望書については、会派政調会長の立場で、文案の作成から他会派との調整までを担いました。
また、本日は4会派を代表して村井知事に要望の主旨を説明し、前向きな回答もいただきました。
まもなく始まる2月定例会では、先議の補正予算、令和4年度当初予算の審議、そして、一般質問にも立つ予定です。
令和4年度は、新型コロナウイルス感染症パンデミックにより大きく変化した社会の有り様に対応する大事な1年です。
自分の持ち場でしっかり仕事します。